「dTVってどんなサービスなの?」「ほかのサービスと比較してどんな特徴があるの?」というような疑問をお持ちではないでしょうか?
この記事では、動画配信サービスのdTVについて
- サービスの特徴
- メリット・デメリット
- 機能や、利用時の注意点
- 他社サービスとの比較
といったことを中心に、動画配信サービス(VOD)初心者の方でもわかりやすく解説をしていきます。
dTVの基本情報 | |
月額料金 | 月額550円(税込) |
サービス内容 | 見放題作品/有料作品 |
見放題作品 | 12万本 |
無料期間 | 31日間 |
dTVの人気ポイント |
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dTVとは?

出典:dTV
dTVとは、通信サービス最大手「NTTドコモ」と、avexグループ企業の「エイベックス通信放送」が提供する動画配信サービスです。
120,000本の見放題作品を、月額550円(税込)というリーズナブルな料金で楽しむことができます。
映画やドラマ、アニメ、バラエティといった定番コンテンツはもちろん、「銀魂2-世にも奇妙な銀魂ちゃん-」や、「闇金ウシジマくん」、「キスマイどきどきーん!」といった他では観ることができないdTVオリジナル作品の視聴をすることもできます。
また、ミュージックビデオや、ライブ映像といった音楽コンテンツが充実しているのも”dTV”の魅力のひとつです。
dTVのメリット6つのメリット
dTVの6つのメリットをピックアップしましたので確認していきましょう。
1.見放題作品数120,000本

Video archives concept.
dTVの見放題作品数は120,000本と、他社のサービスと比較をしても非常に多くの作品を扱っています。
動画配信サービス | 見放題作品数 |
dTV | 120,000本 |
Hulu | 70,000本 |
Netflix | 非公開 |
U-NEXT | 190,000本 |
Amazonプライムビデオ | 10,000本 |
FODプレミアム | 45,000本 |
Paravi | 10,000本 |
見放題作品数は多いに越したことはありません。
作品数の少ないサービスの場合では、せっかく登録をしても作品数が少なく見たい作品が全然ないなんてことも考えられます。
その点、dTVの見放題作品数12万本は、U-NEXTの19万本についで多く比較的作品数が多いとされるHuluと比較してもかなりの差があります。
Netflixに関しては見放題作品数が非公開とされていますが、おそらく1万本以下だと考えられます。
また、dTVでは見放題作品のなかにアーティストのライブ映像や、ミュージックビデオ、カラオケといったものも多く含まれています。
2.人気のオリジナル作品

出典:dTV
dTVでは、ほかでは観ることができないdTVオリジナル作品の視聴ができ、ドラマやバラエティなど、現在では200を超える作品数があります。
以下は人気のオリジナル作品です。
dTVのオリジナル作品 |
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上記の作品以外にも多くのラインナップがあります。
特に力を入れているのがドラマとバラエティで、新しい作品や、現在配信されている作品の新シーズンなども頻繁に追加されています。
3.豊富な音楽コンテンツ
dTVの運営は”avex”が行っているため、音楽ジャンルが非常に充実しています。
ライブ映像の動画が約7,000本、ミュージックビデオは約25,000本、更にカラオケ動画まで
ここまで音楽ジャンルが充実している動画配信サービスは他にはないでしょう。
人気のライブ映像 |
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上記以外にも多くのライブ映像があります。
YouTubeなどの無料動画サイト”で観られるライブ映像は数が少ないうえに、映像が綺麗なものはあまりないですし、著作権違反のものが多いのでおすすめはできませんし、DVDやBlu-rayの購入となると値段が高いものが多いのも事実です。
映画やドラマなどのジャンルに加え、ライブ映像などの音楽コンテンツも楽しみたいという方にはdTVがおすすめです。
4.月額料金550円
dTVの月額料金は、他の動画配信サービスと比較をしても非常にリーズナブルな料金設定になっています。
動画配信サービス | 月額料金(税込) |
dTV | 550円 |
Amazonプライムビデオ |
500円 |
Hulu | 1,026円 |
Netflix | 990~1980円 |
U-NEXT | 2,189円 |
FODプレミアム | 976円 |
Paravi | 1,017円 |
※Amazonプライムビデオの月額料金のみ税込み表示となっています。
dTVならHuluや、Netflix最安プラン(月額990円)の半額程度で利用ができます。
利用料は毎月掛かるものですし、安いに越したことはありませんね。
5.超高画質4K対応
dTVでは動画を視聴する際に画質を選択することができます。
画質 | 解像度 | 最適な視聴方法 |
4K画質 | 2160p | 光回線などの利用。4K対応テレビでの視聴 |
HD画質 | 720p | 光回線などの利用。テレビなど大画面での視聴 |
すごくきれい | 480p | Wi-FiやLTE回線などの利用。スマホやタブレットなど |
きれい | 360p | スマホなど |
ふつう | 240p | 通信環境が悪い場合。スマホなど |
スマホなどで視聴する際には「すごくきれい」や、「きれい」といった画質でも十分ですが、テレビやモニターなどの大画面で視聴する際には「HD画質」での視聴がおすすめです。
また、dTVの「すごくきれい」とはDVDと同じ程度の画質(SD画質)に相当します。
6.視聴時の「字幕」と「吹き替え」の変更が可能
Huluや、Amazonプライムビデオなどでは同じタイトルでも字幕作品と吹き替えの作品が別々に配信されているため、字幕と吹き替えを変更するには一度再生をやめて再び最初から再生をし直す必要があり、地味にストレスを感じます。
その点dTVでは視聴中に「字幕」と「吹き替え」の変更が簡単にできます。
例えば、最初は「字幕」で視聴していたけれど途中からやっぱり「吹き替え」で観たい!なんていう時に簡単に変更ができるのは便利です。
dTVの5つのデメリット
ここからはdTVの5つのデメリットについて確認していきましょう。
1.主要ジャンルの作品が少ない
見放題作品数120,000本のdTVですが、ライブ映像やミュージックビデオ、カラオケといった音楽ジャンルの動画も多く扱っています。
その為、動画配信サービスの主要ジャンルともいえる映画やドラマ、アニメ、バラエティなどの作品数自体は実際そこまで多く感じられないでしょう。
作品のジャンル | 作品数 |
洋画 | 2,490本 |
邦画 | 1,010本 |
海外ドラマ | 590本 |
国内ドラマ | 307本 |
アニメ | 522本 |
バラエティ | 456本 |
韓流・華流 | 274本 |
ライブ映像 | 7,158本 |
ミュージックビデオ | 25,090本 |
カラオケ |
77,223本 |
純粋に作品数の多い動画配信サービスといえばやはり見放題作品140,000本の”U-NEXT”
月額料金1,990円(税抜き)とほかの動画配信サービスと比較しても高いだけのことはあり、映画やドラマ、アニメ、韓流などの主要ジャンルが非常に充実しています。
2.ほかでは無料の作品が有料の場合も
dTVでは他の動画配信サービスで見放題作品に含まれているような最新の海外ドラマや、国内ドラマが有料作品として扱われている場合が多いです。
また、例えば海外ドラマではシーズン1からシーズン5まではあるけれどそれ以降のシーズンの扱いが無いなんていう事もわりとあります。
ドラマを観るなら扱っている作品数が多く、配信されるまでのスピードも早いHuluが最もおすすめと言えるでしょう。
3.HD画質未対応の作品も多い
Amazonプライムビデオや、U-NEXT、Huluといった他の大手動画配信サービスでは、ほとんどの作品が”HD(ハイビジョン)高画質”に対応しているのに対して、dTVでは今だにSD画質(すごくきれい)までしか対応していない作品が割と多く存在します。
スマホ程度の画面の大きさならSD画質でも特に気になることなく視聴ができると思いますが、テレビなどの大画面で視聴する場合には、SD画質だと画質の粗さを感じることでしょう。
4.同時視聴ができない
同時視聴とは、アカウントの共有をして、複数の端末から同時に動画の視聴を行うことを言います。
例えば、家族で動画配信サービスを利用する場合、ひとりがスマホでドラマを視聴中に、ほかの一人がタブレットで映画の視聴。また他の一人がテレビで別の映画を視聴ができるというようなことです。
dTVでは同時視聴未対応のため、家族や、友達など複数人での利用には向いていないと言えます。
サービス名 | 同時視聴 | 可能な端末数 |
dTV | × | – |
Amazonプライムビデオ | 〇 | 3台 |
Hulu | × | – |
Netflix ベーシックプラン | × | – |
Netflix スタンダードプラン | 〇 | 2台 |
Netflix プレミアムプラン | 〇 | 4台 |
U-NEXT | 〇 | 4台 |
※Amazonプライムビデオの月額料金のみ税込み表示となっています。
5.登録可能端末に制限あり
dTVでは登録できる端末に制限があり、最大で5台までとなっています。
例えば移動時にはスマホで利用して、休憩中にはタブレットで利用。家に帰ってからはテレビで視聴するとこれだけで3台の登録になってしまいます。
ほかの動画配信サービスでは登録できる端末に制限を設けているところはあまりないので、dTVの残念な点のひとつですね。
dTVの便利機能
ここからはdTVで利用できる2つの便利な機能を見ていきましょう。
1.ダウンロード機能で通信料の節約に
動画を視聴する際に気になるのがやはり通信料ではないでしょうか。
例えばYouTubeなどでもついつい動画を見過ぎてあっという間に通信制限が…
なんてこともありがちな話。
dTVではストリーミング再生のみならず、動画のダウンロードを行いオフラインで視聴することも可能です。
あらかじめWi-Fi環境などでスマホや、タブレットなどに動画をダウンロードしておけば外出先などでもパケット通信料や、通信環境を気にせずにオフライン(インターネット接続不要)で動画の視聴を楽しむことができます。
2.動画の倍速再生ができる
dTVでは視聴時に、以下の3種類から動画の再生速度を選択することができます。
- 標準
- 1.5倍
- 2.0倍
例えば、移動時間や休憩時間にサクッと動画を観たいときや、内容を追いつつも早く結末を観たい!という時などに使える便利な機能です。
倍速再生に対応している動画配信サービスはあまり多くはなく、HuluやNetflix、Amazonプライムビデオといった大手サービスでも未対応となっています。
※倍速再生はdTVのアプリ使用時のみ利用可能です。
テレビでの視聴も可能
dTVをテレビで再生するための機器に加え、インターネット環境があればスマホやタブレットのみならずテレビの大画面で視聴をすることも可能です。
テレビで再生するための機器は以下の3種類があります。
- ストリーミングデバイス
- dTV対応のスマートテレビ
- dTV対応のブルーレイレコーダー
ストリーミングデバイスとは、別名セットトップボックスとも呼ばれる小型の機器です。
低価格で購入することができるうえ、接続方法も簡単なおすすめの方法です。

出典:Amazon
接続手順としてはおおまかに以下のような流れとなります。
- ストリーミングデバイスとテレビをHDMI差込口などで接続
- ストリーミングデバイスをインターネットに接続
- dTVのアプリの設定を行う
注意点としてはテレビがHDMIケーブルに対応していること。テレビの背面や側面に差し込み口があるか確認してみましょう。
ストリーミングデバイスの中でも特に人気の高いモデルとしては、Amazonから発売されている「Fire TV Stick」や、4K画質対応の「Fire TV Stick 4K」
低価格ながら操作性も高い人気モデル。品切れも多い商品なので残りの在庫が少ない場合には早めの購入がおすすめです。
見放題作品と有料作品
dTVでは、月額料金のみですべての作品が視聴できるわけではなく、以下のようなサービス形態となっています。
dTVのサービス形態 |
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基本的に他社のサービスにも共通して言えることですが、新作映画などは見放題に含まれないため月額料金のみでは視聴できません。
そのため、視聴を行いたい場合には月額料金とは別に作品をレンタルする必要があります。
有料作品には次の画像のように料金が記載されており、標準画質と高画質で100円程度の料金の差があります。

出典:dTV
有料作品のレンタル相場としては300円~500円程度となっており、目安としてはおおよそ以下の通りです。
レンタルの料金相場 |
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レンタル作品には視聴期限が設けられており、レンタルを行ってから最大30日間及び、一度再生を始めてから48時間となっています。(一部作品を除く)
また、dTVにはレンタル作品のセール期間があり、期間中では100~200円程度で作品をレンタルをすることが可能です。
31日間の無料トライアル体験

出典:dTV
安いとはいえ料金が掛かるものですから、興味はあるけれど利用を躊躇しているという方も多いかと思います。
dTVでは31日の無料体験期間を設けており、無料体験期間中にサービスの解約を行えば、料金が掛かることはありません。
やはり実際に一度使ってみてから決めるのが間違いないと思います。
ただ、無料トライアルを利用するにあたって以下の3つの注意点がありますので確認していきましょう。
- 無料体験後は解約しない限り自動更新される
- 解約手続きが完了した時点で視聴ができなくなる
- 有料作品を利用してしまうと、その分の料金は発生する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.無料体験後は解約しない限り自動更新される
他社の動画サービスにも同様のことが言えますが、月額サービスは自動更新となっています。
無料体験のみを利用したい場合には指定された期間内に会員登録を解除する必要があります。手続きを忘れると月額料金が発生しますので忘れないように注意しましょう。
2.解約手続きが完了した時点で視聴ができなくなる
一部の他社のサービスでは解約後でも期間内までならサービスの利用をできるものもありますが、dTVでは解約手続きを行った時点でサービスの利用ができなくなります。
3.有料作品を利用してしまうと、その分の料金は発生する
無料体験といえども有料作品を利用してしまうとその分の料金は請求が発生しますので注意しましょう。
無料で見られるのは、あくまで見放題作品のみとなっています。
支払い方法
dTVの支払い方法は以下の通りになります。
- クレジットカード(Visa、Mastercard、JCB、American Express)
- ドコモ払い
他社に比べて支払い方法の少ないdTV
注意点としては、利用できるクレジットカードは国内で発行されたものに限るという点です。
まとめ
映画やドラマ、アニメ、バラエティ、音楽、更には他では観ることができないdTVオリジナル番組まで、様々なジャンルの動画を月額料金たったの550円(税込)で視聴することができるdTV
スマホやタブレット、テレビなどいろいろな端末から利用することができ、好きな場所、好きなタイミングで動画の視聴が行えます。
ただ、上記でも紹介した通り”安いなりのデメリット”もあるので、利用するにあたって、そのあたりも考慮する必要がありますね。
ここまで長々と解説してきましたが、結局のところやはり実際に利用して、試して判断するのが間違いないと思います。
dTVでは31日間の無料体験を行っていて、無料体験期間中に解約を行えば料金が発生することはありません。
この機会にdTVを利用して、思う存分動画の視聴を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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